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北欧通信

自然との共存から生まれた独特のデザイン

北欧のテキスタイルの特徴は、豊かな自然をモチーフにしたものが多いこと。そのデザインからは、自然と共存してきた北欧の人々の生活の歴史が感じられます。その色柄は大胆。一見派手に見えますが、落ち着いた色調をその中にちりばめることで、柔らかく優しい印象を見る人にもたらします。

和服と相通じるデザインテイスト

最近、日本で人気がある理由を、色柄が着物の特徴と通じるものがあるためという声が多く挙がっています。デザインのインスピレーションの源として、自然から多くを得ていることと、大胆さと落ち着きを兼ね備えたデザインが、その共通点を生み出しているのでしょう。


家具を飾りつける役割

テキスタイルと深い関係にあるのが、家具です。北欧の家具のデザインは、モダンでありながらシンプル。また、親から子へと引き継がれて長く使っていくという習慣が根付いているため、カーテンやクッションなどのテキスタイルで変化をつけるというスタイルが確立されているのです。


ケネディ婦人の愛用で世界的ブームに

日本で北欧のテキスタイルが有名になったのは1960年代。「JFK」ことケネディ元アメリカ大統領の妻、ジャクリーン・ケネディがフィンランドのテキスタイルメーカー「マリメッコ」のドレスを愛用して世界的ブームになったときでした。現在でも人気の北欧家具ブームが起こったのもこの年代。家具とテキスタイルという、インテリアを構成する2つの大きな要素が同じ年代に大きく広まったのです。
現在、北欧インテリアに人気が集まっている理由は、その「モダンさ」と古さを感じさせない「懐かしさ」の相反する2つの要素が、共存していることだと考えられます。


「マリメッコ」。この可愛く、印象的な名前の意味は「小さなマリーのためのドレス」。フィンランドで生まれた、北欧テキスタイルメーカーの中心的存在です。アルミ・ラティアが首都ヘルシンキで1949年に設立。斬新なデザインが生まれた理由は、ラティアが代表的デザイナーのマイヤ・イソラに語った言葉に集約されるのではないでしょうか。「プリントの図柄を描くのではなく、布一杯に好きな絵を描いて欲しい」。この言葉にインスピレーションを得たマイヤは、従来の概念に縛られず、大きな花柄や幾何模様、そして大胆に彩られた名作を次々に生み出していったのです。また、北欧の自然を図柄に多く取り入れていることも特徴。花、葉、イチゴ、波など、その対象は多岐に渡ります。ちなみに、現在復刻され最も人気がある名作「UNIKKO」はフィンランド語で「ケシの花」のこと。自然をモチーフとして大胆に取り入れていることが、温かみのある印象を私達に与える要因と言えるでしょう。意外に日本との接点もあります。かつてはカツジ-ワキサカ、現在ではフジオ-イシモトといった日本人デザイナーが中心メンバーとして活躍しているのです。北欧の豊かな自然を、自由な発想で描き、紡ぎあげた「マリメッコ」のテキスタイル。今後も絶えず私達を魅了してくれるはずです。
古くから港町として栄え、現在もスウェーデン第二の都市であるエーテボリ。南西部に位置するこの都市で生まれたkinnasand(シナサンド)は200年以上の歴史を誇ります。テキスタイルにとどまらずに、壁紙、カーぺットの生産も行い、世界中に商品を提供しています。
ものづくりへの姿勢はストイック。長きに渡って世間の流行にとらわれずに北欧モダンにこだわり、その美しさの表現方法を追求してきました。また、手織り作業時代から近代工業生産の時代まで、一環してテキスタイルを生産してきたその技術は、世界的に高い評価を得ています。特に複雑な模様を見事に紡ぎあげる織り技術と、品質管理のレベルの高さには定評があり、その安らぎと優しさに満ちたテキスタイルを、高い品質のまま、お客様のもとにお届けし続けています。
1870年に設立された、ヨーロッパの中でも有数の大規模テキスタイルメーカー。綿花から綿糸、そして織りからプリントまでと、一貫生産のスタイルを築いています。そのデザインは、色彩豊かなモダンなものから、カジュアルなもの、植物をあしらった大胆な柄物、こども向けのものなど、多彩に揃っています。
スウェーデンの首都、ストックホルムの百貨店を訪れると、どの店もボロス社の生地を販売していることに気づくはず。さらに、ノルウェーやデンマークでも直営店が広く展開されており、北欧各地のさまざまなシーン、シチュエーションでその鮮やかなテキスタイルが飾りつけられています。
 

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